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2024/04/14

シャネル マトラッセ ショルダーバッグのカラー修理

 

今回はシャネルのカラー修理のご紹介です。

今回はちょっと特殊!?な変色にお困りでご来店いただきました。

シャネルに限らず、白いバッグをお持ちの方は同じお悩みを持たれたことがあるのではないでしょうか?

今日はそんなお話し

 

 

★★

 

 

 

  シャネル ショルダーバッグ修理 BEFORE

今日の主役はこちら

シャネル キャビアスキン マトラッセ ホワイト。

チェーンショルダーです。

一見ね、キレイなんですよ

シミがあるわけでもなく、色褪せしているわけでもない

 

じゃあ、何かというと

 

わかりますか??

ステッチラインが黄ばんでるんです。

本来、ステッチも白いので、こんな風に、ステッチが目立つことってあまりない。

 

写真がむずかしくて、ぜんぜん思うように撮れなかったので、AFTERと比べてみてください。

★★

 

 

 

  シャネル ショルダーバッグ修理 AFTER

ということで、カラー補修させていただきました

 

 

ちょっと修理前と比べて見てみると

ステッチラインに注目していたけると分かりやすいかな

ステッチの部分が黄ばんでいたのがスッキリキレイにホワイトになりました。

これが本来の姿です。

なぜ、こんなふうに変色したのかは、この後『職人のつぶやきコーナー』でお話ししますね

★★

 

 

 

  参考価格と期間とご依頼方法

参考価格

シャネル カラー修理

13000円(税別)~

 

期間

1ヶ月

※お急ぎの方はご相談ください

 

ご依頼方法

 

★★

 

 

 

  職人のつぶやき

さて、今回のような症状はシャネルに限らず、白いバッグやお財布で多発する現象なんです。

過去にも同じような症状を何度か修理させていただいておりますが、コレ、バッグの内側の内側が悪さをしています。

 

内側の内側。

 

バッグの構造はだいたいの物が、外側の革・芯材(ない場合も多い)・内側の布や合皮と革と生地を重ね合わせて縫製し、バッグの形になっているのですが、バッグを制作するさい、多くが、その革と生地を固定するのに、縫製前に接着剤で固定を行っています。

 

接着剤はバッグを作るブランドによりけりで、ボンドのようなものだったり、両面テープのような物だったり様々ですが、その、固定に使用されたものが悪さをしている可能性が非常に高いです。

 

とくに『内張り』という構造のバッグは、外の革の裏に、バッグの中になる生地が直接貼られていたりするので、その時に使用されている物が劣化することで、バッグの表面に『黄ばみ』として現れてきます。

 

ステッチ周り、バッグのフチなどに黄ばみが現れる事が特徴。

そして、バッグが白いとめっちゃ目立つ。。。

 

この現象は正直なところ予防や対策が難しく、バッグに共通して言えることですが、湿気に要注意。

出てしまったら、今回のように染め直しで修理することでキレイに戻ります。

 

 

白いバッグの黄ばみでお困りの方は是非一度ご相談くださいませ

 

 

★革研究所 岐阜南店でできること★

 

・お財布、バッグの修理

・ソファの張り替え、カラー補修

・リメイク

・オーダーの製作(小物や工具入れ、お財布、バッグ各種、エキゾチックレザー品など)

・ベルト修理、作成

・ジャケット、革パンツなど革衣類のいろいろ

・ステアリング補修(本革巻きの物)

 

上記以外でも!革製品のことなら、革研究所 岐阜南店までご相談ください

 

 

 

 

 

 

 

皆さまからのご相談をお待ちしております

革研究所 岐阜南店

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