【バッグ修理】ヴィトン　ボストンバッグの分解編

 

こんにちは～

革研究所　岐阜南店です

 

今日から４月！！

３月もたくさんのお客様にご来店・ご相談いただきました

出張見積りにもお邪魔させていただきました

差し入れもいただいて

心も、お腹もみたされた３月でした

心より、お礼申し上げます

 

そして４月！！

新しいことが始まるこの時期

皆さまのたくさんの笑顔に出会えること

楽しみに営業させていただきます

どうぞ宜しくお願いいたします

 

 

本日は、修理のビフォーアフターではなく

バッグの分解って何やってるの？

にお応えします(^^♪

 

まずは～

今日の主役

ルイヴィトンのボストンバッグです

今回はこちらのヴィトンのボストンを

分解していきます

 

 

当店にご相談いただいたことがあるかたで

縫製修理のご相談をいただいた、ほぼほぼ皆さん

聞かれていると思います

 

『分解します』

 

の言葉

 

お財布や、バッグでの縫製修理では

必ずご説明させていただく『分解』

 

パッと聞いたら怖くないですか！？

 

『えっ！？ぶ　ん　か　い…………？』って。

 

今回はそんな『分解作業』にクローズアップ！！

分解しか載せません

その後、どうなったのかは載せません

分解してフィニッシュです(^^♪

（恐ろしいブログになるぞぉ……）

 

 

ということで～

まずは、いきなりバッグ裏返し

これが、Louis Vuittonボストンバッグが

裏返された姿です

（きぃやゃやゃやゃやゃ～～～～～ ＊意味不明な叫び）

 

ヴィトンのボストンは

非常にシンプルな作りですので

裏返してもシンプルですね

 

 

 

この裏返しが、厳しいバッグも多々あって

じつは、大変だったりします

ビジネスバッグ、硬いバッグなどは

コツと力が必要です

 

いたみが激しい場合、裏返しに耐えられないことも

あります((+_+))

 

 

さて、細部をみてましょうか

このぷっくりしてるラインは

パイピングの裏側です

 

パイピング交換の場合はここを、解いていきますよ～

 

どうするかと言いますと

ステッチを一目一目ハサミでカットします

若干、地味な作業です

 

これです☝

この縫い目をですね、一つ一つですね

ハサミでですね、パツン…パツンってですね

切るんですね

（あ、写真が一段階進んだものになってます）

 

刃物を使用するので

生地を傷めたり、傷を付けないようにと

注意が必要な作業となります

 

この糸目にハサミを入れる作業ですが

これも、ブランドさんや、仕様によって

全然ハサミが入らないパターンと

ススっとハサミが入るパターンとあります

 

また、生地とステッチの色が同じすぎたり

細かいステッチの場合は

ステッチ見えない！！なんて時もあります

（老眼のせいでは無い…と思いたい……）

 

ちなみにこのヴィトンのボストンは

すんなりタイプ(^^♪

 

 

で

地味～にカットしていくと

こんな感じで外れていきます

 

外した下にもまたステッチ…( *´艸｀)

 

ぐるっと一周ほどくと

☟まずは一段階！外すことができました

 

糸が　あちらこちらについているので

この細かな糸くずもピンセットを使って

キレイに取り除きます

 

まだ、バッグ自体は全く形を変えてません

 

ここから、バッグが分解されていく事になります

 

パイピングは、バッグの面と面を繋ぐ役割を

しています

 

こんな感じで

生地と生地の間に挟み込まれています

 

このパイピングを外すことで

バッグを分解することができます！！

 

パイピングは２回に分けて縫製されています

ですので、☟同じ部分でも

裏と表ではステッチの本数が違います

２本と

１本！！

 

 

これを全部解いて、初めてパイピングを

外すことができます

 

一目一目

パツンパツン…です

 

地味に大変((+_+))

 

糸目を全部解くと、パーツが

外せます☆☆

☝こちらは、まだパイピングが

くっついていますね~

 

針穴がボツボツです

こうしてみると、すごいザクザク針刺されてるんですね

 

糸目は全部解いてあるので

手でパイピングを剥がすと……

 

こんな感じになります♪

 

これで片側終了！！

 

もう片側も同じように分解して

サイドのパーツは分解完了です(^^♪

 

続いてファスナー部分

（画像が前後してすいません）

ファスナー部分は、２本ステッチが入ってますね

 

ファスナーも裏側ってあまり見ないので

ちょっとおもしろい☆

 

これは、ブランドさんや、バッグの型によって

１本だったり、２本だったり様々です

 

今回は２本入っていますので

２本ともハサミで解いていきますよ~

 

方法はいつも同じ

ハサミでパツンパツンです

 

まずは片側終了

片側が外れると

もうバッグの形ではなくなりました！

 

残りのファスナーも外して

分解完了！！

 

ルイヴィトンのボストンバッグは

こんな大きな生地から作られています

 

持ち手や革、金具を外すと

もっとバラバラになりますよ

 

修理箇所によって

分解する場所、順番も異なります

 

多くは、バッグ開口部を１番始めに外します(^^♪

内袋の場合、開口部を解いて

内袋を外す、というトコロから分解スタートとなります！

今回はなぜかサイドパーツからでしたが。。

 

分解が必要な縫製修理のご相談の際は

・どこを分解していくか

・修理後どんな感じになるか

ご説明させていただきます(^^)

 

 

修理する上で必要であったとしても

大切なバッグを分解するって

ちょっとドキドキされるかと思います

 

『ちゃんと元に戻りますか？』など

不安なことなどございましたら

是非、お聞かせください☺

 

 

以上

バッグの分解って恐ろしすぎない！？

という疑問解決ブログでした

（解決されたのかは・・・？）

 

 

 

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