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革修理ブログ
2024/04/25
ルイヴィトン ショルダーバッグの革部分の修理
ルイヴィトンのショルダーバッグの革の部分の修理を行いました。
モノグラムのバッグには、ヌメ革が使用されていることが多いですが、このヌメ革、お手入れしていても劣化は避けられなかったりしますね。
ヌメ革の劣化には、状態によって、「染め直し」をするか『新しい革で作り替えるか』となります。
※ヌメ革の染め直しの注意点は『職人のつぶやき』で書きますね♪
今回は新しい革で作り替えさせていただきました。
というわけではじまりはじまり
今日の主役は
こちらのショルダーバッグです
革の劣化を判断する一つが、革の表面。
このショルダーベルトのように、「割れ」「欠け」「ヒビ」が起きている事
そして、こちらの写真のように、革のフチがふにゃっとポサっとしていること。
こうなると、染め直しで一旦キレイになったとしても、同じようになるのは時間の問題です。
ですので当店では上記の症状の場合、作り替えをオススメしております。
では修理後をご覧ください
あら、キレイ
付け根の革もショルダーベルトも
キチンと捻押しして、太さ、長さ、デザインを再現しております。
長さに関しては、作り替えの際、ご自身の体系に合わせた長さで作り替えることも可能ですよ♪
モノグラムの生地は本当に丈夫ですので、革を交換してあげると、また永くご使用いただけるようになります。
新しいヌメ革ですので、また経年変化を楽しむこともできますね!
参考価格
ヴィトン ヌメ革の全交換施工
40000円(税別)~
※バッグの仕様、大きさ、交換部位によって前後いたします
期間
3か月
※お急ぎの方はご相談くださいませ
ご依頼方法
さて今回のヌメ革の劣化ですが、染め直しを選択された場合の注意事項!
それは…
ヌメ革特有の『革のよさ、あじ』が損なわれます。
ヌメ革は『育てる革』と言われることもありますが、定期的にオイルなどでケアをしてあげるとほんとうにいい色、質感になってきます。
これが「染め直し」をすることで、グッバイ ヌメ革!!
もうヌメ革ではなく、「顔料染めの革」になります。
ですが、メリットももちろんあります。
ヌメ革は扱いが難しいと言われる革で、とくに、シミが非常にできやすい。
びっくりするほどシミができる。しかも濃いやつ。
これが顔料で染め上げることで、できにくくなります。
経年変化といって、通常ヌメ革は色がキャメルにどんどん変化しますが、それも起こりにくくなります。
ヌメ革に拘りが無い方は、染め直しもいいですね(劣化状態によりますが…)
そのブランドが好きで持ってる、とか、むしろ、経年変化は嫌です、とか。
逆に、革が好きでヌメ革をお持ちの方は当店では染め直しはオススメしておりません。
修理屋なのに「できますが、やめておいた方がいいですよ~」と言わせていただいております。
リスクをお話しした上で、一緒に考えさせていただければ幸いす。
★革研究所 岐阜南店でできること★
・お財布、バッグの修理
・ソファの張り替え、カラー補修
・リメイク
・オーダーの製作(小物や工具入れ、お財布、バッグ各種、エキゾチックレザー品など)
・ベルト修理、作成
・ジャケット、革パンツなど革衣類のいろいろ
・ステアリング補修(本革巻きの物)
上記以外でも!革製品のことなら、革研究所 岐阜南店までご相談ください
皆さまからのご相談をお待ちしております
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